インフルエンザは高熱とは限らない。

厚生労働省のインフルエンザ診断基準では、「38度以上の発熱」を挙げている。しかし、インフルエンザ様患者533人の、受診までの最高体温と迅速診断キットの結果を比べたところ、陽性例の27.5%が38度未満であった。(日経メディカル)

  • というわけで今日の外来でFlu likeな人の診断結果です。
    • 8例施行し、6例がB型陽性、2例が陰性だった。
    • ほぼ全員が来院時38℃未満。受診時までに38℃越えた人も確か2人だった。
    • 陰性1例のうち1人は臨床的に絶対Fluだと思われたが、明らかに検体がうまく取れなかった。
    • 全員に過去3週間の高熱歴を聞いたが皆無だった。よって多分疑陽性は無し。
    • ちなみにタミフルについて知っている人は一人もいなかった。

いや、だからといってインフルエンザのマネージメントは何が正しいのかわかりませんけど。(やっちゃいけないことは解ってるつもり。)